実力があったのにどうして!? 活動休止、解散してしまった音楽グループ特集

事実上の解散、逮捕劇へ

黄金時代の象徴の一角 CHAGE&ASKA

お互いにわだかまりがあると何かと問題になる、という話になると1人よりも2人、3人より4人となったらそれはもう話がややこしいことになります。バンド内でのトラブルで解散しなければならないほど、険悪なムードになったと言われているのがX JAPANだ。hideが突然の死を迎えるまで、メンバーそれぞれがソロ活動をして、それぞれの仕事で忙しかったせいもあってバンドとしての活動が疎かになっていたという。TOSHIさん曰く、相談しても生返事ばかりでまともに打ち合わせができない状態だったこともあり、解散もそろそろ考えなくてはならないと思っていた矢先に、メンバーの突然死という事態に見舞われてしまいます。こうなると残された人は行き場のない哀しみや苦しみに苛まれそうだ。

そういう意味で一世を風靡し、かつミリオンセールス局を何曲と世に輩出しては名曲を歌い上げていた男性2人組デュオの末路、それも見ていて物悲しくなる。ここまで言えばわかると思いますが、険悪な仲までにこじれて休止という名の事実上解散状態の『CHAGE&ASKA』だ。最近めっきり話題を聞かなくなりましたが、数年前から騒がれていた問題が一気に加速して昨年遂に起こってはならない展開を迎えてしまった、ある意味渦中の存在です。

かつてアレだけの栄華を放っていた方々がどうしてここまで堕ちてしまったのか、その遠因となったのがお金の問題という確執が起こりやすい問題があったようです。

順風満帆に見えていそうで、実は

チャゲアスのデビューは1979年からで、そうとう昔にデビューしていながらも根強いファンを多く抱えている、業界の中では古参と言えるグループだ。原点を探っていくと高校時代からの友人で、大学時代も交流を重ねていた2人がデビューすることになったわけですが、それも最初は2人一緒というわけではなく、それぞれソロとしてのデビューを目指していたという。別々に出場して同じオーディションを受け、その後チャゲさんがグランプリを獲得した後に九州大会へと進んでいくと、ディレクターさんからの勧めからASKAさんと組んでみてはどうだろうかと提案されたことから、1979年に開催された本選にて入賞したのです。

その後は淡々とデビューまでの話がまとまり1979年に『ひとり咲き』でメジャーデビュー後、3rdシングル『万里の河』がヒットシングルとなったことで彼ら、CHAGE&ASKAというデュオの快進撃は進んでいった。その頃はまだチャゲ&飛鳥という表記だったが、デビュー十周年にてローマ字表記に変更することになった。活躍については語る必要もないでしょう、特に90年代においては『SAY YES』・『YAH YAH YAH』というダブルミリオンを記録することとなり、デビュー12年目で本格的にトップアーティストとしてその座を確たるものとしたのです。

逆に言えばこの頃からなのかもしれません、明確に2人が友人からただ互いを敵視するようになるのも。

金銭的な問題として

先に上げたチャゲアスの休止に至るまでの原因は金銭的な問題としましたが、そのきっかけはこれまで作り上げてきた楽曲のほとんどをASKAさんが作詞作曲していたという点が挙げられる。確かに歌っているチャゲさんにも売り上げに応じた印税は入ってきますが、ASKAさんとは比べ物になりません。作詞作曲をしているとその分だけ印税は跳ね上がり、言ってしまえば天と地ほどの収入差が2人の間に画然と、いやみったらしいほどにまざまざと証明されてしまったからだ。

お金という問題は人間関係のバランスすら崩します、お金の貸し借りには十分気をつけろ、なんて言葉があるほどにチャゲアスの2人もそうしたお金で良好だった仲がこじれてしまい、休止という名目の事実上解散状態になってしまった。それからはお互いにソロ活動に専念していこうとしますが、ピンでは魅力が下がってしまうというのもあってか、鳴かず飛ばずだったという。

こうした状況下でもチャゲアスは明確に解散はしていない状態だった、けれど既にまともな音楽活動すら出来なくなるような状態にまで追い込まれる事態が起こってしまった。

覚醒剤取締法違反で逮捕・起訴

2014年、かつてその名を日本全国に知らしめたチャゲアスのASKAさんが麻薬取締法違反の容疑で逮捕されたのです。こちらはSPEEDの解散とはまた違った意味で衝撃が走り、人によってはやっぱりと思ったかもしれません。それというのも以前からASKAさんには薬物疑惑が絶えず週刊誌でゴシップされており、その度に事務所などが違うと抗議を起こしていた。けれどそれが白日の下に事実となってからは事務所も撤回、またレコード会社にしては異例の対策を行うことになります。それはCHAGE&ASKA関連の全商材を店舗から引き上げ、さらにデジタル配信している商品を全て抹消という、社会的影響を鑑みての行為を行う事になってしまった。

それだけでもレコード会社の損失は計り知れませんが、逮捕される前年には復活ライブが開催されるとまで告知されていたこともある。結局それも麻薬中毒による異常から中止という判断が下されてしまった。本当に活動を再開したかったかどうかは本人しかわかりませんが、自分で復活の目を摘んでは元も子もない。

ファンを裏切る形で

いくら芸能人だからといえど反社会的な行動をとってはイメージダウンは免れません。それでも復活できるため芸能界は闇と言われていますが、ASKAさんの事を思うと今後の活動はほぼ絶望的と言っていいでしょう。いくら大物ミュージシャンと言っても、重度の中毒者でいまだ治療を続けているとも言われている中では薬物依存から抜け出せる保証は何処にもない。

お金という力で何もかも手に入れた人の末路と思うと、惨めすぎる展開だ。